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  • ? macosee 352

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  • ID: 12449851
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  • Date: 2 days ago
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  • Source: pixiv.net/artworks/151293592 »
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original drawn by macosee

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  • 悪役令嬢バニーさん

    日比谷皇国ホテル店:悪役令嬢バニーさん
    マリエル・ヴィ・ピノワール(22)の場合

    「お前との婚約は、この場をもって破棄する!」

    ああー、思い出しただけでも腹立たしい!

    王立学園の卒業記念舞踏会。
    あの忌々しい王太子は、大勢の貴族たちの前で、わたくしに婚約破棄を言い渡したのです。

    隣には、あの小賢しい男爵令嬢。
    わたくしが彼女に嫌がらせをしただの、王太子妃にふさわしくないだの……。
    まあ、あの子が殿下にあまりにも馴れ馴れしいものですから、少々たしなめて差し上げたことはありますけれど。
    婚約者として当然のことではなくて?

    ……それを、あろうことか国外追放とは!
    このわたくし、マリエル・ヴィ・ピノワールを!
    由緒正しきピノワール公爵家の令嬢を!

    ……許せません
    許せませんわ、決して!

    ◇
    ……さて。
    そんなわけで、わたくしが流れ着いたのは、極東の島国ニッポン。
    身分も後ろ盾も失いましたが、幸い王宮で培った教養と社交術、そしてこの美貌は健在。
    必ずや、あのクズ王子に目にもの見せて差し上げますわ!
    そのためには、まず力を蓄えねばなりません。

    そこで目をつけたのが――

    『Tokyo裏バニー倶楽部』

    政財界の重鎮から各国の要人まで、名だたる紳士たちが集うという社交クラブ。
    ここで人脈を築けば、いずれ祖国の王宮にも影響力を及ぼせるはず。
    ふふふ……。
    なんという完璧な計画。

    採用面接は合格。
    まあ当然でございますわね。
    わたくしの美しさを理解できない文明などありえませんもの。

    ◇
    「それではマリエルさん、こちらが制服です。お着替えが済んだらお声がけくださいね」

    「ええ。承知いたしましたわ」

    更衣室で、支給された「制服」を広げます。
    なるほど……これが……。
    いえ、動揺などしておりません。
    どのような装いかは求人広告で調査済みです。
    なんでもこの国では由緒ある正装なのだとか。

    ……けれど。
    実際に身につけてみると……。

    …………。
    鏡の前で、くるりと一回転。

    …………。
    ま、まあ……!
    なかなか似合っているではありませんの。
    さすがはわたくし。
    どのような装いでも、気品というものは隠せませんわね。

    ……とはいえ。
    これほどまでに肌をさらすことになるとは……。
    王宮では、殿方に手を取られることさえ慎んでいたというのに……。

    いえ。
    この程度のことで怯んでいては、あのクズ王子に復讐などできませんわ!
    そう、あの男……。
    婚約破棄……国外追放……。
    わたくしがこんな目に遭うとは……。

    ……けれど。
    わたくし、諦めませんわ。
    あの憎きクズ王子を追い詰めるため……。

    まずは裏バニー界の頂点を目指します!!

    鏡に映るほぼ全裸のわたくしに向かって、固く誓います。

    ……それにしても。
    先ほど覗いたホールは、まるで舞踏会でも開かれているかのような賑わいでしたわね。
    あれほどの殿方たちの前に、この姿で……。

    …………。
    ……もう少しだけ、鏡の前で練習してから参りましょうか。

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